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伊都地区センター長挨拶


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州大学低温センターは、工学系学府・研究院の伊都キャンパス移転を機に全学での寒剤(液体ヘリウム、液体窒素)の安全・安定・安価な供給を通し、低温を利用する教育研究を支援するために、平成184月に学内共同教育研究施設として設立され、ヘリウム液化冷凍設備等の寒剤供給設備が整備されました。平成26年度には、ヘリウムガスの回収・精製・貯蔵容量の増強のための設備が導入され、キャンパス移転に伴うユーザの増加に対応できる体制を整えていますまた、オンラインで寒剤の発注・管理を一元的に行えるシステムを導入し、利便性の向上と省力化に努めています。伊都キャンパスでは、坂が多いため、安全上の理由から、小型容器を除いて利用者自身による汲み出し、容器の搬送ができません。そこで、各建屋の最寄りの容器ターミナルまで、低温センターの職員が配送するサービスを行っております。また、各回収ラインの純度、流量、回収サブセンター内の様子は、低温センターのモニタ室で集中管理できるシステムを整えており、限られた人員で、より信頼性の高い運用に努めております。ヘリウムの利用量の多い利用者の回収ラインでは、純度と流量をWeb上で常時モニタできるシステムを、センターの職員が中心となって開発し、異常があれば警報メールを利用者宛に通知するシステムが稼働しています。その結果、ヘリウムの回収率はここ数年の平均で約92 %という高い数値を維持しており、ヘリウムの有効活用は勿論、運用コストの低減に大きな効果を発揮しています。

 低温センターでは、今後とも寒剤の安全利用の推進と共に、安定的で利便性に優れた供給体制を提供して行きたいと考えております。また、そういった寒剤供給のインフラが、利用者各位の大型外部資金の受入や、外部との共同研究の一助となる事を願っております。

皆様のご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。


地区センター長    木須 隆暢